iPhoneやiPadにインストールしたCodaからMacのローカル環境へ接続することができます。
方法はいたって簡単ですので、外出先でWebサイトのちょっとした確認や改修を実施したいという方は是非、設定してみてください。
※MacにローカルWebサーバを構築する方法はこちらで説明しています。
概要
MacのWeb開発用テキストエディタの「Coda 2」
テキストエディタというよりは、ほぼIDEです。VsCodeやSublime Text、Atomとかと同じカテゴリですね。
機能面は他のテキストエディタと変わりはないのですが、Mac専用といってるだけあって、デザインは洗練されています。
ほかに特質するべきところはありませんが、Coda2は有料です…(汗)
ただ、それはMacだけに限った場合です。Coda2を提供しているPanicは、iPhone/iPad用のアプリとしてCoda by Panicを提供しています。
これを使えば、PCを使わずにタブレットだけでWebサイトを制作することも、ちょっとした修正をiPhone使って外出先で行なったりすることもできます。脱パソコンができるんじゃないかと思えるほど、出来がいいアプリと思います。
iPhone/iPadをお持ちの方で、まだインストールしていない方は、是非一度、導入を検討してみてください。
PC版のダウンロードはこちらから
設定
ではCodaからMacローカル環境へ接続する方法について説明します。
Coda からローカルのWebサーバに接続するには、ローカル側のMacとリモート側のCoda双方での設定が必要です。
Mac側の設定
1.システム環境設定から共有を開きます。
2.リモートログインにチェックを入れます。
この設定をすることで他の機器からリモートでログインができるようになると共にSFTPのアクセスも受け付けることができるようになります。
3.ファイル共有にチェックを入れMac側の準備は完了です。
Coda 側の設定
続いて、Coda by Panicの設定方法について、説明します。
1.Codaアプリを起動します。
2.サイト画面が開きますので、サイト追加若しくはサイト編集をします。
新規にサイトを作る場合は+ボタン。既存のサイトを編集する場合は、鉛筆マークをクリックします。
3.編集したいサイトを選択します。
※この記事ではサイト編集を使って説明します
4.サイト設定編集…をタッチします。
5.画面上部の地球マークをタッチします。
6.接続先の情報を入力します。
ここでは、MacのローカルWeb環境の情報を入力します。
下記の内容を参考に入力してください。
設定項目 | 説明 | 備考 |
---|---|---|
プロトコル | プロトコルを選択 | SFTPで問題無し |
アドレス | MacのIPアドレスを入力※1 | |
ポート番号 | プロトコルのポート番号を入力 | SFTPなら22を入力 |
ユーザー名 | Macのユーザー名を入力※2 | |
パスワード | ユーザのパスワードを入力 | 端末起動時のパスワード |
リモートパス | ディレクトリを指定 | フォルダマークから選択可 |
リモートURL | URLを入力 | 例’ http://192.168.1.x/dev/ |
※1ローカル環境のIPアドレスを確認する方法
IPアドレスにはプライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスがあります。
Macと同一ネットワークだけで利用する場合は「プライベートIPアドレス」
外出先など携帯キャリアが提供しているネットワークから接続する場合は「グローバルIPアドレス」を入力します。
それぞれのIPアドレスは以下を参考に確認ください。
<プライベートIPアドレス>
1.terminalを起動
2.ifconfig と入力しEnterを押下
3.表示された結果を確認(en0のinetにIPアドレスが表示)
<グローバルIPアドレス>
以下のURLにアクセスしてグローバルIPアドレスを確認します。
https://www.cman.jp/network/support/go_access.cgi
※2ユーザー名を確認する方法
外部端末からMacローカル環境にアクセスするにはユーザ名が必要です。以下の方法で確認することができます。
1.terminalを起動
2.usersと入力しEnterを押下(user名が表示)
上記の設定でCoda for Panicからローカル環境にアクセスできるようになります。これで外出中でちょっとした修正ができるようになりますね\(^o^)/